葬儀で使ってはいけないとされる言葉

2017年02月07日
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忌み言葉を避けることは、葬儀のマナーの一つです。忌み言葉とは、一般に失礼に当たると言われる不吉な言葉を指します。葬儀の席は、特に繰り返しを意味するような言葉を使ってはいけないとされています。遺族への配慮から、不幸を繰り返すことに繋がると考えられているからです。重ね言葉、もしくは繰り返しを連想させるような言葉は、不幸が重なるという意味を持つと考えられています。

具体例を以下に列挙します。「重ね重ね、重々、くれぐれ、再三、度々、いよいよ、返す返す、再び、しばしば」等が挙げられます。この他には、「死」に関連した直接的な言葉を避けた方が良いとされています。例えば、死亡、死去、急死などです。ご逝去、他界などの言葉に置き換えるように注意します。「ご冥福」というという言葉は、慣用句のように使われますが、仏式の葬儀に限定されますので、弔電を打つ場合にも注意が必要です。

宗教に関わらず問題とならない言葉を使うようにすべきです。但し、忌み言葉を使わないように配慮すべきではありますが、マナーを極端に気にしすぎる必要もないとも考えられます。遺族の気持ちに寄り添っている思いやりの気持ちがあることが何よりも大切です。

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