特徴的な流れや考えを知り参列する
2019年07月14日
様々な宗派がありますが、日本の宗派の中で長い歴史を持っている天台宗は平安時代に開かれた宗派です。大乗仏教として分類されている、学校の授業でも学習する宗派となっています。この天台宗の考え方に沿って葬儀を進めていくことになりますが、顕教法要や例時作法そして密教法要を把握する必要があります。
最初に顕教法要は天台宗が法華経を経典として掲げますが、唱えて懺悔を行っていきます。読経が懺悔となりますが、仏性を高めていくと考えられています。例時作法ではお経を唱えて死後に故人が極楽へ行けるように願っていきます。
さらに読経によって現世は極楽であったと感じ取れるようにするとともに、将来すばらしい世界へ変えていこうという願いも込もっています。密教法要では印を作って真言によって故人を弔っていきます。故人はこれで極楽へ向かうことができると信じられていますが、それぞれを理解して参列することも重要です。
葬儀の流れで特徴的なのが最初に通夜から入りますが、誦経を行って弔っていきます。剃度式によって水やお香を利用して故人をお浄めしていきます。戒名はその後にもらいますが、そこから成仏を祈るために導師が列讃をして打楽器を鳴らしていきます。