形見分けを行う際に知っておきたいこと
2019年05月03日
形見分けとは日本で古くから行われてきたもので、故人が大切に持っていたものを関係が深かった人々で分け合うという習慣のことです。もらったものを近くに置いておきそれを見るたびに、故人を思い出すことができます。
この習慣は必ず行わなければならないというわけではなく、遺族の意向で行わない場合もあります。一般的に葬儀が終わってから四十九日の法要で行われることが多いと言われています。従って形見分けの準備は葬儀が終わって少し落ち着いてから行うことができ、喜んで受け取ってもらえそうなものを選んでおく必要があります。
特に贈るべきアイテムはありませんが、着物や衣類、貴金属やアクセサリー、時計などがよく選ばれています。衣類を贈る時にはクリーニングに出してきれいにしておき、貴金属やアクセサリー、時計などはきれいに磨いておくことをおすすめします。
また誰にどれを渡すのかを決めるときには、相手の好みも考えて決めると喜んでもらえます。渡す時にはラッピングをする必要はなく、手渡すことができなければ郵送することも可能です。ただし渡す前には形見分けしても困らないかどうか相手に確認しておくことをおすすめします。受け取るのをためらう場合には、無理に渡さないようにしてください。